読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「人の言うことを聞くべからず」+

坂本晶と申します。はてなでは「坂本晶の『人の言うことを聞くべからず』」をやっています。こちらはサブブログとして、古代史、神話を中心に扱っていきます。『水瓶座の女』という小説を、太陽出版から販売しております。読んで頂けたら嬉しいです。

ヤマトタケルは開化天皇である(44)~訂正②天照大神は出雲の神である。

シリーズ第一回目から読みたい方はコチラ↓

sakamotoakiraf.hateblo.jp

古事記』において、国生み、神生みを行うのは伊邪那岐命伊邪那美命である。
伊邪那美カグツチを産んで死に、伊邪那岐が黄泉の国を訪問して帰ってきて、橘の小戸の阿波岐原で禊をする。
この禊をするくだりで、名前が伊邪那伎になっている。この伊邪那伎は、伊邪那岐とは別人である。
伊邪那伎は、禊で様々な神を生み最後に三貴子天照大神月読命、健速須佐之男命を生む。
伊邪那岐と伊邪那伎が別人なら、三貴子丹波、出雲どちらの氏族だろうか?『書紀』
を見てみよう。
先ずは本文から。

そして伊弉諾尊伊弉冉尊が共に相談していわれる。「私はもう大八洲国や山川草木を生んだ。どうして天下のそして伊弉諾尊伊弉冉尊が共に相談していわれる。「私はもう大八洲国や山川草木を生んだ。どうして天下の主者を生まないでよかろうか」と。そこで一緒に日の神を生み申し上げた。大日孁貴という。(一書に天照大神という。)を生まないでよかろうか」と。そこで一緒に日の神を生み申し上げた。大日孁貴という。(一書に天照大神という。)

 

三貴子は伊邪那伎一人の子ではなく、伊弉諾伊弉冉の子になっている。
次に異伝第一。

伊弉諾尊のいわれるのに、「私は天下を治めるべきすぐれた子を生もうと思う」とおっしゃって、そこで左の手で白銅鏡をおとりになったときに、お生まれになった神が大日孁尊である。右の手で白銅鏡をおとりになったとき、お生まれになった神が月弓尊である。また首を回して後をごらんになった丁度そのときに、お生まれになったのが素戔嗚尊である。

 

大日孁貴が大日孁尊になっており、月読が月弓になっている。なお本文では、月読は単に「月の神」と記されている。
次に天照と須佐之男の誓約(うけひ)である。
本文、異伝第一は天照と記されているが、異伝第二、第三は日神となっている。
つまり大日孁貴とは天照ではなく、日の神の巫女を日の神に仕立て上げるための存在である。
大日孁貴→大日孁尊→日神としているが、日神を伊弉諾
伊弉冉の子とはしていない。『書紀』勢力側に珍しい遠慮が見て取れる。
つまり天照大神丹波勢力の神ではなく、出雲勢力の神であり、これまで丹波勢力の神としてきた部分を訂正する。月読も同様である。
ならば

ヤマトタケルは開化天皇である⑧~韓国、延烏郎と細烏女の伝説 - 「人の言うことを聞くべからず」+

で、延烏郎と細烏女が西暦158年に日本にやってきたという話はどうなるのか?
延烏郎と細烏女は158年にやってきたのではなかった。これが答えである。
西暦157年になっているのは、皆既日食の年に日本に来たように見せて、実はそうではないからである。
そしてこの真実は、丹波勢力皆既日食の年の248年に卑弥呼が殺されて、その後台与が女王になったことで太陽信仰が生まれたことと張り合っているところから、ひとつの仮説を導き出せる。つまり、これまで出雲と読んできた勢力は、実は邪馬台国または狗奴国だという仮説である。これについてはおいおいやっていこう。
次回、ヒコホホデミの話に戻る。


メインブログ坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」もよろしくお願いします。