「人の言うことを聞くべからず」+

坂本晶と申します。はてなでは「坂本晶の『人の言うことを聞くべからず』」をやっています。こちらはサブブログとして、古代史、神話を中心に扱っていきます。『水瓶座の女』という小説を、太陽出版から販売しております。読んで頂けたら嬉しいです。

ヤマトタケルは開化天皇である⑱~ヤマトタケルは大国主である

シリーズ第一回目から読みたい方はコチラ↓sakamotoakiraf.hateblo.jp『書紀』本文の八岐大蛇のくだりにおいて、素戔嗚尊(スサノオノミコト)は八岐大蛇を退治した後、奇稲田姫(クシイナダヒメ)を娶る。クシイナダヒメは大己貴神(オオアナムチノカミ)を…

ヤマトタケルは開化天皇である⑰~ヤマトタケルはスクナビコナである

シリーズ第一回目から読みたい方はコチラ↓sakamotoakiraf.hateblo.jp大国主は少名毘古那(スクナビコナ)とともに国作りをする。国を作るのに、スクナヒコナの協力が必要なのである。それでではスクナビコナとは何者だろうか。スクナビコナのスクナとは、『…

ヤマトタケルは開化天皇である⑯~ヤマトタケルはヒルコである。

シリーズ第一回目から読みたい方はコチラ↓sakamotoakiraf.hateblo.jp『古事記』では、イザナギとイザナミは最初に水蛭子(ヒルコ)を生み、葦船に入れて流して捨てる。次に淡島を生んだが、これも子の数に入れなかった。 淡島は、空想上の島とされている。紀…

ヤマトタケルは開化天皇である⑮~ヤマトタケルはカグツチである

シリーズ第一回目から読みたい方はコチラ↓sakamotoakiraf.hateblo.jp軻遇突智(カグツチ)について、『書紀』の本文に記載はない。 カグツチが登場するのは、異説第二からである。 「次に火の神の軻遇突智を生んだ。そのとき伊弉冉尊は、軻遇突智のためにや…

ヤマトタケルは開化天皇である⑭~熊野の神話の最古層

シリーズ第一回目から読みたい方はコチラ↓sakamotoakiraf.hateblo.jpイザナミの墓は、『書紀』では熊野の有馬村となっている。 その有馬村の地に、現在花窟神社がある。現在の地名では、三重県熊野市有馬町となる。昔は、三重県の一部までが紀伊国だった。 …

ヤマトタケルは開化天皇である⑬~延烏郎は日本最初の怨霊

熊野の神が熊であり、延烏郎であり、天火明命であり、崇神天皇であることを今まで語ってきたが、実は熊野本宮大社の神は女神である。 古代史研究家の戸矢学氏によると、神社の千木と鰹木で神の性別がわかるという。千木が外削ぎなら男神、内削ぎなら女神を表…

ヤマトタケルは開化天皇である⑫~ヤマトタケルは父・延烏郎を殺した

崇神天皇の事蹟は『古事記』と『書紀』により多少違うが、 ①国中に疫病が流行し、疫病の原因が大物主の祟りだと判明する。 ②大物主の子孫の意富多々根古(オホタタネコ)を見つけて、大物主を祀らせる。 ③崇神の伯父の武波邇夜須毘古(タケハニヤスビコ)が…

ヤマトタケルは開化天皇である⑪~神武東征から熊野の神話を取り出す

シリーズ第一回目から読みたい方はコチラ↓sakamotoakiraf.hateblo.jp前回のヤマトタケルは開化天皇である⑩~『海部氏系図』に見るヤマトタケルの姿と熊野の神 - 「人の言うことを聞くべからず」+で、「熊野の神は熊であり、この熊は怨霊である」と述べたが…

ヤマトタケルは開化天皇である⑩~『海部氏系図』に見るヤマトタケルの姿と熊野の神

シリーズ第一回目から読みたい方はコチラ↓sakamotoakiraf.hateblo.jp丹後国一宮籠神社所蔵で国宝に指定されている『海部氏系図』『海部氏勘注系図』には、記紀に記されていない多くの情報があるが、その中でも最も注目すべきなのは、系図の中に、天皇の和風…

ヤマトタケルは開化天皇である⑨~邪馬台国の位置と利用された神武東征

シリーズ第一回目から読みたい方はコチラ↓sakamotoakiraf.hateblo.jp田中力著『日本古代史を科学する』(PHP新書)は、『魏志倭人伝』に記載されている邪馬台国までの道程を、明確に示した。 著作権に触れる恐れがあるので、ここでその内容に触れることは控…

ヤマトタケルは開化天皇である⑧~韓国、延烏郎と細烏女の伝説

シリーズ第一回目から読みたい方はコチラ↓sakamotoakiraf.hateblo.jpヤマタノオロチは高志(越、北陸地方)のヤマタノオロチであり、オオクニヌシは八千矛神と言う名前で、高志の沼河比売(ヌナカワヒメ)のもとに通う。 ヤマタノオロチやヌナカワヒメに高志…

ヤマトタケルは開化天皇である⑦~「人垣を立て」た王ヤマトヒコと「暗殺者」ヤマトタケル

今後の便宜のために、私がヤマトタケルの本体であると主張している開化天皇を、ヤマトタケル=開化としよう。 ヤマトタケル=開化がどのような人物だったかは想像の域を出ないが、おそらく知謀に優れ、勇猛で利己的で、残忍な人物だったのだろう。 残忍だっ…

ヤマトタケルは開化天皇である⑥~フロイトの『モーセと一神教』

シリーズ第一回目から読みたい方はコチラ↓sakamotoakiraf.hateblo.jp私がヤマトタケルが開化天皇だと思う根拠は、フロイトの『モーセと一神教』にある。 以下の引用は、『モーセと一神教』の中で、フロイトが『トーテムとタブー』に書いたことを繰り返したも…

ヤマトタケルは開化天皇である⑤~神武東征、オオクニヌシの国譲りから見る『古事記』の「和」の否定

シリーズ第一回目から読みたい方はコチラ↓sakamotoakiraf.hateblo.jp『古事記』と『日本書紀』の思想的な違いは、神武東征において最もよく表れているように思う。 『古事記』の神武東征の話は、日向の国から瀬戸内海を渡って、神武は摂津国に上陸する。しか…

ヤマトタケルは開化天皇である④~『日本書紀』は『古事記』を解体する

シリーズ第一回目から読みたい方はコチラ↓sakamotoakiraf.hateblo.jp『日本書紀』(以下『書紀』と略す)はの『神代』は、本文と複数の異説から成り立っている。『人代』もしばしば異説が挿入されており、この点、ひとつの物語を紡いで成立した『古事記』と…

ヤマトタケルは開化天皇である③~オオゲツヒメ殺しから「真実」を読み解く

シリーズ第一回目から読みたい方はコチラ↓sakamotoakiraf.hateblo.jp前回、開化天皇が母子相姦をしていたことを明らかにした。 その開化天皇がなぜヤマトタケルなのかを説明する前に、私の神話についての考え方を述べておこう。神話についての考え方を述べて…

ヤマトタケルは開化天皇である②~日本のオイディプス

シリーズ第一回目から読みたい方はコチラ↓sakamotoakiraf.hateblo.jp「開化天皇って誰?」 と、多くの方が思われるだろうが、古代史に詳しい人にとって、開化天皇は多少の興味の対象となる。 開化天皇は第9代天皇で、父は孝元天皇、母は物部氏出身の皇后内…

ヤマトタケルは開化天皇である①~ヤマトタケルは開化天皇の代の人物

倭健命(ヤマトタケルノミコト)の子が若健王(ワカタケルノミコ)、ワカタケルノミコの子が須売伊呂大中日子王(スメイロオオナカツヒコ)、スメイロオオナカツヒコの子が迦具漏比売命(カグロヒメノミコト)、カグロヒメノミコトが景行天皇と結婚して大江…